第37回:『清里から自然を愛する心の大切さを、全国に発信していきたい』
今回の甲州人:五味 愛美さん
「KEEP協会」エコツーリズムガイド
日本エコツーリズム協会 「このガイドさんに会いたい100人」 に選出された五味愛美さん。
自然体験活動推進協議会CONEトレーナー、日本ネイチャーゲーム協会公認ネイチャーゲームリーダー、公園緑地管理財団プロジェクトワイルドエデュケーターなど多彩な資格を持ちエコツーリズムガイドの第一人者として活躍中です。
「地域の資源を上手に紹介するのがエコツアーガイドなんです。自然のものに限らず文化や歴史など、幅を広げてガイドします」。
「清里であれば、ポールラッシュ博士のこと、開拓の歴史、火山の噴火、森の成り立ちなどの話をしています」。
「ここには森があり標高が高い所には高山植物があります。それに渓谷の水環境、牧草に集まる昆虫や動物たち。いろいろな環境が入り混じっているところが清里の面白いところだなと思います」。
清里に移住して10年、淡い緑色の自然が凄く綺麗で気に入っていると言います。
季節によって自然環境が違うので、五味さんは散策するコースを必ず下見します。
「その季節その時間で、森が一番輝いている場所にご案内することで、魅力を伝えたいと思っています。また、私が教えたいことを伝えるだけではなくて、お客様が知りたいことをご案内することを心掛けています」。
エコツアーガイドの魅力について
「最初に森の中に入るときには、皆さんこわばった感じなんですね。私たちガイドが『こんなふうに体を使ってみたらいいよ、こんなところを見ると楽しいよ』とか、準備体操みたいな手助けをしてあげると、段々とお客様の目の輝きが変わってきます」。
「何かを発見したとき、表情がキラキラと輝いて本当にいい顔をするんです。『よかったな』って思える瞬間ですね」。と微笑みます。
「日本経済を盛り上げていかなければならない働き盛りの人たちに、ストレス障害が増えてきています」。
「森林環境での健康増進や、癒しのプログラムによるストレスの軽減は科学的にも認められています。山梨は首都圏から近いので、多くの皆さんに山梨の森に来ていただいて、体と心を柔らかくして、元気になっていただきたいです」。
エコツアーガイドを受けると『こんな森の過ごし方があるのか』と知る手だてにもなります。
「一番簡単な方法は、森でお気に入りの木を見つたらそこに寄りかかるだけ。目線や頬に当たる風も違うのでお薦めです」。
「自然と人間の生活が近いというのを山梨で体験していただきたいと思います。人生のヒントが本当に沢山転がっているので、是非、森に来ていろいろと感じ取ってももらいたいです」。
山麓はこれから寒さ厳しい季節に向かいます。
「シーンとしていて、雪が降ると一面銀世界で風の音しか聞こえません。時間が止まっているような感覚ですね。静の世界が広がっていて、静かな森が体験できます。星空も凄く綺麗です。満天の星を味わえます。冬の清里はお薦めです」。
冬は大好きな季節だと言います。「人間も自然の一部ですからね」という言葉が自然を愛する五味さんを象徴しています。
これからも多くの方に自然の素晴らしさを伝えてくれることでしょう。

